乗車日 13.12.2021
BDZ乗り潰し
暇人です。
今回乗るのはGabrovo ~ Tsareva Livadaの枝線。
過去のTrainpixやgoogle mapで、ER25の写真がしばしば写っていたので、BDZ全線乗車の野望も兼ねてER25が走っているか確かめに行った。
まず宿泊地のヴェリコ・タルノヴォから分岐点のツァレヴァ リヴァダ駅へ向かう。
Царева ливада 駅
ヴェリコタルノヴォでは夜明けとともに雪がすぐ解けていたが、こちらは標高が高く、雪が残っている。
右は自分がヴェリコタルノヴォから乗ってきた列車。左のとまっているリーチカが今回目当ての枝線。
計画通りRVRだぜ
結果的に(BDZでよくある)デジロと交互で来るのではなく本当にER25しか来ない。当たりの路線だ。
また、G. Oryahovitsa ~ Stara Zagora も2021年12月の時点でシーメンスの魔の手は及んでいないから赤釜しか来ない。乗車にも撮影にもおすすめの路線だ。
エレクトリーチカGraffitiラッピングエディション
なんかうまい。
BDZ的には車両の管理番号のところは落書きダメという基準はあるようで、そこだけ消してある。
リガ製 1977年
130km/hできるようにコンストラクトされているらしいけどそれは限界走りすぎる。
今回乗った車両の所属は Горна Оряховица
車内はこんな感じで、緑色のシート。ブルガリア北西のBerikovitsaを走るRVRも似たような椅子だったが、そちらと比べるとクッション性が低くてふかふか感があまりない。
窓はラッピング塗装が激しすぎて景色が見づらい。
4両編成だが、客はまばらで1両に4人〜5人しか乗っていなかった。2両編成のデジロでも十分なくらいだ。
所要時間は33分 (9:40 – 10:13 КПВ42206)
車窓は、葉が落ちた落葉樹が見えるだけだ。
Иванковци駅
途中に気になる駅を見つけた。
秘境駅マニアが殺到しそうな駅だ。
この駅は200m北東に位置するИванковци村のためにあるらしいが、その村は線路わきの歩道?日本で言えば乱入と言われるような道を通らないと辿り着けない。(地図で見ても航空写真で見ても道っぽいものが無い。) 大変すばらしい駅なので秘境駅マニアにはぜひ行って頂きたい。
Gabrovo駅
終点に到着。
州都の駅だが静かな場所。雪もあって尚更落ち着いた雰囲気だ。
Gabrovoは州都ではあるが客が少なかったのは、夕張線並みに使いづらい路線で(ソフィアに行くには2回乗換が必要で大回り)バスの方がショートカットでき便利だからだ。※例えばソフィアまでバスなら直通で3時間だが鉄道だと2回乗換、最短5時間47分。
クリスマスシーズンが近いので切符売場に小さいツリーが飾ってあった。
Gabrovo市
Gabrovo は中央バルカン山脈の麓にある都市でGabrovo Provinceの州都である。Yantra Riverの渓谷沿いに街を形成する。
市の中心部は駅から1kmほど南にあり散歩がてら歩いていれば着く。そう長くないけど歩行者のみの中央通りがあって雪だけど賑わっていた。
ブルガリアの諸都市と同様、パン屋・ケバブ屋が軽率にあるのでおすすめ。
市の非観光スポット:廃墟
博物館等、市の観光スポットは普通に現地に行けば分かるので省略し、今回は光が当たらない所に行ってみた。
市庁舎の西にある2つ連続する階段を上ると廃墟もあるので廃墟マニアにもお勧めだ。
面白いので階段を上ってみたらいきなり薄汚れたボストンバックがおいてあってちょっと怖かった。
撮り鉄
この路線は単線で山間部を走り、開けた所が殆どないのでシチサン写真に向いている場所があまりない。
今回はGabrovo駅から路線バスか徒歩で行ける場所で軽く撮影した。
場所はGabrovo駅から北へ700mほどの地点。
天気は悪いが、(だから乗り鉄しにきたわけだが)。Gabrovo線を走るER25がいつかデジロになってしまうかもしれないので、今のうちに撮影できて満足した。
この時車掌が気づいていたらしく、帰りの列車内でスニマーエシ?と言われたので、写真を見せたらブラボーと褒められた。
卵屋
Gabrovo駅を出て真南に150mほど。
四角い共産団地の端でбабушкаがガラスの向こうに座っており卵だけ売っているという謎の店があって思わず買ってしまった。 pic.twitter.com/GyrL7nQwAF
— 石器時代 (@NsaYamamoto) December 13, 2021
日本ではほぼ見かけなくなった一点特化の売店を発見した。
おばあさんが卵だけを売っていたので衝動買いした。
場所は(国道5号でなく) ul. “Stantsionna”というストリートに位置する。卵を買いたいヲタクはぜひとも立ち寄って頂きたい。
またこの卵屋のすぐ近くにはLidlがあるので、撮影帰りに夕飯を買うのに最適だ。
おわり!